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カイロプラクティックとは

カイロプラクティックとは

カイロプラクティックは、アメリカでD.D.パーマー(Daniel David Palmer)によって1895年に創始された新しい療法です。

カイロプラクティックは、カイロ(手)とプラクティコス(為された)というギリシャ語を元に造られた名称です。 D.D.パーマーはカイロプラクティックを以下のように定義しています。
『カイロプラクティックとは、自然の法則に基づく哲学・科学・芸術であり、病気の原因となる脊柱上の分節の不整列を、素手によってのみアジャスト(矯正)するシステムである。』

簡単に言うと、カイロプラクティックは背骨のゆがみや不整列を手によって矯正し、神経系(脳、脊髄、末梢神経) の働きを正常にする療法です。あなたの身体を全てコントロールしている神経系が正常に働くことができれば、 あなたが生まれつき持っている生命力、または自然治癒力(健康になろうとするチカラ)を最大限引き出すことができる、というものです。

ところでカイロプラクティックを理解するうえで非常に重要な言葉がサブラクセーション(Subluxation)です。 創始者D.D.パーマーの定義でいう所の"病気の原因となる脊柱上の分節の不整列"がそれです。
つまり、サブラクセーションというのは背骨のゆがみや不整列など神経系の働きを妨害する原因のことです。

カイロプラクターの仕事

カイロプラクターは神経系の働きを妨害する原因(=サブラクセーションSubluxation)を特定し、 アジャストメントと呼ばれる手技によって神経系の働きを正常にするのが仕事です。

私達の身体は神経系によって全てコントロールされています。体を動かしたり、食べたものを消化したり、 そして何かを触ったときの手触りや温度を感じたりするのも全て脳とそれを含む「神経系」の働きです。 (神経系というのは身体にある全ての細胞をコントロールする器官の呼び名で脳、脊髄、末梢神経のことです。)

私達の身体に生まれつき備わっている自然治癒力も実はこの神経系の働きによるものです。
神経系は、生まれる前から死ぬまで24時間365日休むことなく、あなたの体をあるべき状態に維持できるようにコントロールしています。
例えば、体温は36.5度前後で保たれているのも、体内にウィルスが入ったときに体温を上昇させるのも神経系の働きによるものです。

ところが、脊髄と呼ばれる神経の太い束を包み込むようにして守っている背骨に不整列などの問題が生じると、 神経系が正常に働くことができなくなります。つまり、サブラクセーションがある状態です。
その結果として身体が不安定な状態になり様々な病気や症状などが出やすくなるのです。

カイロプラクティックは神経系の働きを正常にする事で、あなた自身の持つ自然治癒力 (健康になろうとするチカラ)を最大限に引き出すお手伝いをします。 その結果としてあなたがよりいっそう健康になることを目的としています。

サブラクセーションとは

創始者D.D.パーマーの定義では"病気の原因となる脊柱上の分節の不整列"ということです。
ここではレントゲン写真を用いてサブラクセーションを放置した場合の変化を見ていきたいと思います。

正常
正常な首のレントゲン写真です。これは画面右に向かっている方の首を真横から撮影したものです。

  • 首の前彎(前が凸のカーブ)が十分にある。
  • 背骨の変形(退行変性)はみられない。
  • 背骨と背骨の間のスペース(椎間板の厚み)が十分にある。
 

サブラクセーション第一期

  • 首の前彎が失われている。
  • 背骨の変形(退行変性)はみられない。
  • 前彎が失われたことで椎間板の厚みに多少変化が見られる。
  • 痛みなどは無いケースも多いが首全体の動きには異常が見られる。
 

サブラクセーション第二期

  • 首の前彎が失われている。
  • 背骨の変形(退行変性)の進行がみられる。
  • 背骨の退行変性がある箇所の椎間板の厚みが減少する。
  • 痛みなどの症状は無い場合も多々ある。
  • 首全体の動きには異常が見られる。
 

サブラクセーション第三期

  • 首の前彎が失われている。
  • 背骨の変形(退行変性)が更に進行する。
  • 背骨の退行変性がある箇所の椎間板の厚みが減少する
  • 痛みなどの症状が現れる場合が多い。
  • 首全体の動きには異常が見られる。
 

サブラクセーション第四期

  • 首の前彎が失われている。
  • 背骨の変形(退行変性)が更に進行し、癒着する箇所もでてくる。
  • 癒着した箇所においては椎間板の厚みはほとんど見られない。
  • 重度の症状に苦しむ場合もある。
  • 癒着により可動域が著しく減少する。
 

このようにサブラクセーションを放置すると目に見える形で背骨の状態に変化が現れますが、 サブラクセーションの最もこわい点は退行変性が進んだからといって必ずしも痛みなどが現れるわけではないというところです。
痛みなどの症状によらず定期的な背骨のケアが必要だというカイロプラクターの主張がご理解いただけるかと思います。